Sexy Zoneメンバー涙のラストライブ、マリウス葉も感動の登場
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昨日3月31日付でメンバーの中島健人が卒業するとともに、グループ名を改名する
ラメが光るグレーのスーツでシックな装いの4人が登場し、デビュー曲「Sexy Zone」でライブの幕を開けた。続けて中島と平野紫耀(Number_i、ex. King & Prince)のダブル主演ドラマ「未満警察 ミッドナイトランナー」の主題歌「RUN」をパワフルに歌唱。「ぎゅっと」ではカメラの外で変顔をした菊池風磨に対し中島が「マジでやめろよ(笑)」と思わず吹き出す場面も。
MCではメンバーが10年前にドバイに行ったときの映像や、2016年に2回目のハワイに行ったときのオフショット、初冠番組のワンシーンなど、初々しさが残る記録とともに約12年の活動を回想。さらに元メンバーのマリウス葉が中継で登場し、さまざまな国を旅しているという近況を報告しつつ、懐かしの思い出を語り合う。当時マリウスの出身地であるドイツでコンサートをしようと話していたことに触れ、中島の「ハコはあるの?」という質問にマリウスが「お城があるからお城で」と答え、笑い合うひと幕もあった。
その後、Sexy Zoneは最新曲「puzzle」をグループの思い出のシーンをちりばめたという振付でパフォーマンス。さらに「With you」「バィバィDuバィ ~See you again~」「夏のハイドレンジア」「本音と建前」「Sexy Summerに雪が降る」を詰め込んだメドレーを畳みかけた。
パフォーマンスを終えたSexy Zoneは1人ずつ挨拶の言葉を述べていく。中島はこらえきれずに涙を流し、声を詰まらせながらもメンバーや応援してくれたファンへ向けてまっすぐに感謝の気持ちを伝えた。最後に中島による「皆さんにこの言葉が届きますように」という曲振りで、4人は「Congratulations」を熱唱。中島は「Sexy Zone、最高のグループだったね」と語り、全員で「We are Sexy Zone!」と力強くコールしてライブの幕を閉じた。なお、このライブの模様は各プラットフォームでアーカイブが視聴できる。
Sexy Zone 最後の挨拶
松島聡
Sexy Zoneを知ってくれているすべての皆さんに感謝をお伝えしたいと思います。ありがとうございます。皆さんの存在があって僕らはこうしてステージに立てているということはいろんな場所でお伝えしているんですけれども、改めてさっきもステージに立ってみて、それを強く実感しました。Sexy Zoneという名前は今日で卒業するんですけれども、今後もそれぞれの活動を応援していただけたらなと思いますし、皆さんに応援してもらえるようなアーティストにもっともっとなっていきたいなと思っているので引き続きがんばってまいります!
佐藤勝利
ちょっと泣きそうになるので冷静に話しますけど、Sexy Zoneはいろいろなことがあったと思います。5人でそろえられた時間がどれくらいあったのか思い返すと、少し寂しくさせてしまった期間もあると思います。でも僕たちは5人が一番好きだったし、5人が好きなファンのみんなにそれが届けられていたと思うし、その12年に嘘はないと思います。Sexy Zoneというグループをみんなで一緒に作れた気がして、ファンのみんなには本当に感謝しています。そしてこういう場所を作ってくれて、ここまで連れてきてくれたスタッフの皆様にも感謝申し上げます。それぞれの個性があって、ときにはまとまらなかった5人だったと思いますが、ここまで一緒に楽しいものを作ってくれて、ここまで一緒に走ってくれて感謝です。Sexy Zoneとしては今日でひとまず最後ですけれども、明日からはソロとグループ、それぞれの道に進んでいきますので、僕たちがまず応援し合ってみんなでまた楽しい時間を共有できたらと思います。ひとまずSexy Zoneをありがとうございました。
菊池風磨
これは僕らなりの前向きな決断ということで。中島が抜けるということだけでなく、Sexy Zoneの名前が変わるということにおいて、僕ら4人とマリウスを含めた5人全員がSexy Zoneというグループからの卒業なんじゃないかなと。みんなそれぞれがそれぞれの形で次のステップに進んで行くという。ここから先僕らなりの誠意として、この決断が正しかったと皆さんに思ってもらえるような活動をしていけたらと思います。本当にいろんな夢を叶えさせてもらいました。いろんな場所に行けたりだとか、いろんな場所でライブをさせてもらったりだとか、5人でドーム公演ができたりだとか。「やっぱドームだよね!」なんて言っていた15、16歳の僕たちには、こんなに早くSexy Zoneから卒業する日が来るなんて想像もつかなかったことかもしれませんが、これからもっと想像以上の僕たち5人でいられるように精進いたしますので、これからも応援のほどよろしくお願いします。
中島健人
このグループの形で僕が汗をかけるのも今日が最後です。去年の中期からお互い発展的に過ごすにはどうすればいいかたくさん話し合いを重ねてきまして、グループとしてこのような答えを出しました。この配信ライブを観に来てくれた皆さん。そしてSexy Zoneに興味を持ってくださるすべての皆さんに感謝申し上げます。僕たちのラストローズが届くといいなと思っています。
松島聡へ
聡ちゃん、ありがとね。まさか聡ちゃんが個展をやるなんて、芸術家の道に進むなんて意外だったというか。12年の中で人の成長をこんなに間近で見れるなんて貴重な経験だったと思うし、アイドルとして最強になっていく姿を見させてもらって自分も負けられないなという刺激を実はいつも受けていました。アイドルとして尊敬しています。個展また観にいかせてね。
佐藤勝利へ
「With you」のときからいろいろやってきたよな。帝劇もそうだし、2人でSexy Zoneのサビの振付が変わる前の振付もやったりして。その時間ってこの会社に入って成長しないと過ごせないんだよな。勝利の今の話をしている姿とかは、お兄ちゃんからしたら本当にカッコよくなったなって。勝利は舞台とかで活躍してるし、Sexy Zoneのセンターだったけど、次は世間のセンター取りにいきなよ。自分も負けないようにしたいし、いつまでも応援してる。
菊池風磨へ
一番付き合いが長いもんね。もう15年くらい? 嫌いだったときも好きだったときも全部青春だったと思うわ。自分を強くしてくれた。お前がいてくれたから俺は強くなれたよ。明日からメンバーじゃなくて友達に戻るから。2008年4月に出会って、ここまで一緒に走ってこれてよかったです。ありがとう。
菊池風磨
こちらこそありがとうございます。でも俺は中島と出会ってなかったらデビューしてないと思うんですよね。腐りかけてた時期もあったし、一緒に悔しい思いもしてきた。もちろん好きなときも嫌いなときもあったし。でもお互い、特にジュニアの頃なんかはこいつに負けたくないと思っていて。グループになってからはまた違ったライバル関係になって。中島がシンメ(立ち位置が左右対称となる2人組)じゃなかったら俺はどっかで腐ってたし、デビューもできていなかったかもしれないし、今のお仕事をさせてもらえてなかったと思うので、中島に出会えてすごくよかったと思う。思い返すと全部楽しかったよね。だから1人でやっていくっていうのも応援したいって思ったし。もしかしたファンの人たちとかからは「お前が止めないと」って思われていたかもしれないけど、止められなかったっすね。やるからには誰にも負けずに中島健人らしく。僕らも負けずにがんばりますので。僕ら全員の卒業おめでとうございます。
セットリスト
「Sexy Zone ONLINE LIVE」2024年3月31日
01. Sexy Zone
02. RUN
03. ぎゅっと
04. puzzle
<メドレー>
05. With you
06. バィバィDuバィ~See you again~
07. 夏のハイドレンジア
08. 本音と建前
09. Sexy Summerに雪が降る
10. Congratulations