つまみ付き。
音楽配信サービスSpotify(スポティファイ)のタッチスクリーンと音声機能を搭載した車載デバイスが、ついに米国の一部のユーザーに限定リリースされました。
Car Thingが開発中であることは、FCCへの提出書類やiOSのコードの両方から最近明らかになっていましたが、ついに正式に発表されたのです。このデバイスがあれば車内から簡単にSpotifyのプレイリストやポッドキャストにアクセスすることができます。
同社はハードウェア企業にはならずストリーミングサービスに注力していると明言していますが、「ユーザーの多くがシームレスでパーソナライズされた車内でのリスニング体験を逃しているというニーズを目の当たりにしたため、このガジェットを開発しました」と付け加えています。
このデバイスは車種やモデルを問わず使うことができ、ホーム画面、音声検索機能、 「Your Library」 タブの表示が可能です。他の音声型スマートデバイスと同じように、ハンズフリーナビゲーションでは「Hey Spotify」 と話しかけることで、プレイリスト、ポッドキャスト、曲、アーティストをリクエストできます。Spotifyによると、デバイス上部には4つのマイクが並んでおり、窓を開けていたり音量を上げたりしても音声コマンドを聞くことができるそう。
デバイスにはタッチスクリーンが搭載されていて、ダイヤルを使ってプレイリストやオーディオを操作したり、再生、一時停止、オーディオを選択したりすることもできます。タッチスクリーンについては、スワイプしての検索ができるとSpotifyは伝えています。最後に、Podcastや音楽をすばやく操作するための4つのプリセットボタンが用意されており、これはカスタマイズ可能です。なお、Bluetooth対応のスマートフォンも必要となります。
The Vergeが公開したハンズオン記事によると、デバイスそのものにはスピーカーは搭載されておらず、スマートフォンがBluetoothもしくはAUXケーブルで接続されている場合に車のスピーカーから音楽を再生できます。The Vergeによると、Car Thingには3つのマウント用アクセサリが同梱されており、エアコン排気口、ダッシュボード、CDプレーヤーに接続できるそうです。
Spotifyによると、このデバイスはプレミア会員の一部の加入者に、送料無料で提供されているそうです。残念ながらCar Thingは招待制で、限定的に展開されるとのこと。自分で試したいという方は、こちらのページからウェイトリストへの登録ができます。
Spotify(スポティファイ)は、スウェーデンの企業スポティファイ・テクノロジーによって運営されている音楽ストリーミングサービス。2021年現在、2億3,200万人(うち有料会員数1億3800万人)のユーザーを抱えており、音楽配信サービスとしては世界最大手である。パソコン・スマートフォン・タブレ
29キロバイト (3,143 語) – 2021年4月3日 (土) 11:01
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